サイレント最終回(11話)ネタバレあらすじと感想

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12月22日に放送されたサイレント最終回(11話)のあらすじのネタバレと感想についてお伝えします。

サイレント最終回(11話)のネタバレあらすじ

すれ違う思い

紬(川口春奈)との再会で再び想いを寄せ合うことになった想(目黒蓮)だったが、やはり紬の声が聞こえないことに大きな壁を感じてしまっていた。

そのことに気がついた紬は、紙とペンを取り出すと「声を出さない」「笑わない」「電話しない」「音楽を聞かない」と書いていく。

そして、それでも一緒にいたいと伝えるのだが、その言葉はさらに想を苦しめてしまうのだった。

想が帰ったあと、光(板垣李光人)の策略で呼び出された湊斗(鈴鹿央士)は、紬が落ち込んでいることに気がつく。

そしてそんな紬に、想が高校の時で時間が止まってしまっていることが悪いところだと伝え、今の紬をわかってもらうために気持ちを伝えるべきだと語る。

一方奈々(夏帆)と会っていた想は、奈々が春尾(風間俊介)とうまくいかなったのは、自分から壁を作ってしまったことだと伝えられる。

さらに奈々は、しっかりと向き合うことが大切なのだと説明し、悩む想の背中をそっと押すのだった。

思い出の場所

モヤモヤを抱えた2人だったが、お互いに勇気を出して、もう一度話し合うために会う約束をする。

想は2人の思い出の場所であり、2人の始まりとも言える母校の教室を待ち合わせ場所にする。

紬は実家に戻り母親と話をしていると「思いは全部伝えるべき」だと教えられ、待ち合わせ場所に向かっていく。

久しぶりに母校の教室にやってきた紬の前に、想がやってくると、紬は立ち上がり黒板で筆談をし始める。

歯切れの悪い想を見た紬は、別れを決意して、自分の思いを書きなぐり教室を去ろうとするのだった。

一緒にいたい

紬が出ていこうとすると、想はチョークを手にして、今の自分の気持ちを書き始める。

そこには、紬に迷惑をかけるかもしれないという思いや、そのことで紬を我慢させてしまうかもしれないと考えていることを伝える。

しかしそれでも、想は紬と一緒にいたいと思っていることを伝えると、その言葉に紬は優しく背中をさすり笑顔を向けるのだった。

お互いの気持ちを素直にぶつけ、気持ちを理解し合った2人は、想がスピーチした体育館へとやってくる。

そこで紬はあの時の作文を取り出し「読んでほしい」とお願いをするのだった。

恥ずかしそうにしながらも、想はそこで初めて紬の存在を知ったことを語り、紬はその言葉に感動してしまう。

さらにあの時の作文を手話で伝え始める想に、あの頃の記憶を思い出し、精一杯の拍手を送るのであった。

その帰り、想の実家にやってきた紬は、そこで律子(篠原涼子)と顔を合わせ、笑顔で会話し、ゆっくりとその関係を修復していくのだった。

おすそわけ

その頃、会社近くにできた花屋さんに立ち寄った奈々は、花束を購入しバスに乗るのだった。

バス停につくと、そこで湊斗と偶然出会い、その花束の中から好きな花をプレゼントすると伝えられる。

困惑する湊斗だったが、奈々は「おすそわけ」と笑顔を見せて、半ば強引に花を一つ選ばせるのだった。

そしてその花束を持った奈々は、いつもの居酒屋にいる春尾にその花束を渡し「通訳士のお祝い」と笑顔を見せる。

さらにそのお返しが欲しいと春尾に伝えると、春尾は呆れながらも欲しい物を尋ね、それがハンドバッグだと聞いて笑顔になるのだった。

奈々からのおすそわけをもらった湊斗は、想と待ち合わせをする紬の前にやってきて、貰ったカスミソウを手渡す。

戸惑う紬だったが、湊斗から「おすそわけだよ」と伝えられ、そのカスミソウを手に取るのだった。

その頃、奈々に呼び出されていた想もまた、「おすそわけ」としてカスミソウを手渡される。

久しぶりに会う奈々がとても元気そうなことに、想は安心感と喜びで笑顔になってしまうのだった。

言葉が見える

デートの待ち合わせ場所にやってきた紬は、本を読んで待つ想の姿を見て「想くん」と声をかける。

聞こえないはずの想だったが、その声に反応したかのように顔を上げ、紬に優しい笑顔を見せるのだった。

そんな2人は、お互いにおすそわけしてもらったカスミソウを取り出し、クリスマスプレゼントとして交換する。

2人は「本当に交換しただけだね」とお互いに顔を見合わせ笑ってしまう。

その後イルミネーションを見に来た2人だったが、手話での会話に夢中になりすっかりイルミネーションを楽しんでいないことに気がつく。

それでも想は「それでもいいよ」と優しい声をかけ、相変わらず優しい想に思わず笑みがこぼれる。

そんな紬を呼び止めた想は「紬の声も思い出せないし、これから声も聞けない」と伝え始める。

それでも「声が見えるようになった」と、お互いの関係が、あの時から進んでいることを伝える。

想の思いを改めて知った紬は、大きくうなずきながら、想の手を強く握りしめるのであった。

サイレント最終回(11話)の感想


ついに最終回となり、これまでの胸を締め付けられるような辛い気持ちが全て解消された気分になるほど心地よいラストでした。

想に会いに行く紬に、みんなが「いってらっしゃい」と声をかけていたことは、さらに一歩踏み出すことへの応援の言葉のような気がしますね。

そして耳が聞こえなくなった想が「言葉が見えるようになった」という表現は、ろう者ならではなんだろうなと感じました。

紬と想の優しくて温かい空気感がほんとに心地よくて、最終回となってしまって少し寂しい気もしますね!

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