サイレント9話ネタバレあらすじと感想

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12月8日に放送されたサイレント9話のあらすじのネタバレと感想についてお伝えします。

サイレント9話のネタバレあらすじ

聞きたくない

耳が聞こえなくなってきていることに不安を感じる想(目黒蓮)は、どうしてもそのことを紬(川口春奈)に伝えることができずにいた。

紬を心配させたくないという気持ちから別れる決意をした想は、日毎に音が聞こえなくなり、サッカー推薦で入ったにも関わらず部活を辞めることを余儀なくされる。

そのことに心配する母の律子(篠原涼子)は、なんとか元気をだしてもらおうと、難聴者サッカーを勧めてみる。

しかし、家族以上に想本人が聞こえなくなっていることにショックを感じており、律子から発せられる「聞こえなくなった」というワードが胸に刺さっていく。

律子から懸命に進められるフェデサッカーに関しても、補聴器を外して「聞こえないなんて聞きたくない」とその辛い気持ちを吐露するのだった。

声出てないよね

想の難聴が増していく中、実家に帰省した想は、自分の部屋に並べられている多くのCDと、机の引出しにしまったiPodを見つける。

勇気を出して聞いてみようとするのだが、やはりそこから流れる音楽を、自分の耳から聞くことができずに心が荒んでいくのだった。

妹の萌(桜田ひより)は、想がろう者になっていくことに理解を示すのだが、律子を初めとする家族はどうしても受け入れられずにいた。

そんな時、想の部屋からバタバタともの凄い音が聞こえることに気がつき、心配した律子たちが駆け寄っていく。

すると部屋中にばら撒かれたCDと、大音量を鳴らしながら転がるiPodの存在に気がつくのだった。

想の状態を察した律子が駆け寄り、落ち着かせようとするのだが、想は自分の耳がもうほとんど聞こえなくなってしまったことに愕然としていた。

想を落ち着かせようと必死に声をかける律子だったが、想は自分の声も聞こえなくなっており「声でてないよね?」と涙ながらに問いかけている。

想のあまりにも必死な様子に、律子や萌たちは想の耳が本当に聞こえなくなってしまっていることを改めて実感させられる。

動揺する家族を部屋から出した父親だったが、泣き出す想に掛ける言葉が見つからず、そっと肩を叩くことしかできずにいるのだった。

壊れゆく家族

それから数年後、想の姉の華(石川恋)が妊娠し、新しい家族の誕生に律子や萌は嬉しそうな表情を浮かべる。

しかし、どうしても想のことが心配な律子は、華のことを後回しにして想に会いに行こうとする。

想ばかり気にする律子に対して、華は想の病気が遺伝性であることに、自分の子供にも同じ病気が伝染るのではないかと不安を口にする。

さらに想だけに肩入れする律子に対して、その文句をつい口走ってしまうのだった。

家族内でも不協和音が響き始める中、華と律子は生まれたばかりの息子の耳に異常がないことを知りホッと肩を撫で下ろすのだった。

家族再び

そして現在、久しぶりに帰省した想は、部屋の中のCDラックが空になっていることに気がつく。

想はその空になったCDラックを見つめながら、自分の耳が聞こえなくなってきてからのことを思い返していた。

その頃、偶然にも同じタイミングで帰省していた湊斗は、自分の部屋で懐かしいものを発見し想に連絡をする。

その日の午後、湊斗と地元で会った想は、高校生時代に紬が想に向けて書いた手紙を手渡す。

思わず笑顔になり、湊斗と楽しそうに話していると、買い物帰りの律子が、楽しそうな笑顔をする想に気がつく。

家に帰ってきた想は、律子の前に座ると「気にしすぎて皆と話せなくなっていた」と切り出す。

そんな気持があったが、湊斗や紬、さらに昔の友人たちと出会ったことで「話さないとわからないことがある」ことに気がついたと伝える。

そしてそれは母親とも一緒で、ちゃんと気持ちを伝えるべきだという考えに至ったことを伝えるのだった。

律子もまた、想の気持ちを理解し、優しい笑顔を向けるのだった。

想の様子を見ていた萌は、久しぶりの兄の笑顔にホッとしたのか、自分が預かっていたCDを想に返すことにする。

CDを再びラックに戻していると、そこに華もやってきて、きょうだい3人は賑やかに片付けをしていた。

その賑やかな音を下の階で聞いていた律子たちは、久しぶりの楽しそうな音に笑みを浮かべるのであった。

ずっと

実家から戻ってきた想は、その足で紬が働くCDショップへとやってくるのだった。

想の姿を見た紬は、さらにその手にCDが握られていることに気がつき、思わず笑顔で想をレジへと案内する。

想は久しぶりにCDを自分で買って、歌詞カードを見て楽しみたいのだと紬に伝えると、紬はその言葉にさらに笑顔になっていくのだった。

紬の仕事終わりを待っていた想は、湊斗から返してもらった紬の手紙をそっと取り出す。

恥ずかしそうにする紬は「返して」と手を伸ばすが、そんな紬にいたずらな笑みを向けながら想はその手を高く伸ばすのだった。

その後2人が歩きながら帰っていくと、紬がCDショップの正社員になれるかもしれないという話になる。

「ずっとアルバイトじゃ不安だ」と手話で伝える紬に、想はそのやり方が少し間違っていることに気がつく。

優しく紬の手を握りながら「ずっと」という手話を教えると、手を握られた紬は思わずドキッとしてしまう。

そんな気持ちを紛らわすかのように、教えてもらったばかりの「ずっと」という手話を笑顔で想に見せるのであった。

サイレント9話の感想


それぞれの関係が長い時間を経てようやく回復し始めていることに、とても心が暖かくなりました。

なによりも、律子が想に伝えた「親子でも話したくないこともある」という言葉は、母親としての大きな愛を感じます。

それにしても、手話をする川口春奈さんがあまりに可愛すぎて、想だけじゃなく多くの人がキュンとしたんじゃないでしょうか。

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