選挙カーは必要?活動時間や期間等ルールについて調査

選挙活動が始まると、昔から選挙カーの音が「うるさい」というような批判が起こります。

「連呼する人には投票しない」「迷惑」等といった声が、交流サイト(SNS)にも目立ちます。

候補者名や政党名の連呼によって、せっかく寝かしつけた赤ちゃんや小さな子供が起きてしまったり、コロナ渦もあり在宅勤務が増えた今、仕事に支障がでたり。

候補者視点では、連呼が短期での知名度アップに不可欠な武器であるのも事実ですよね。

候補者やそれぞれが掲げる政策を知るきっかけになるので、「それほど気にしていない」という人もいます。

賛否両論ありますが、今回は選挙活動カーは今の時代も必要なのか?活動時間や期間などのルールについて調査しましたのでお伝えしたいと思います!

選挙カーは必要?


調べてみると、選挙カーや街頭演説などに集票効果があるという結果が出た調査があることが分かりました。「えっ???!」と、この結果に驚く方も多いのではないでしょうか?
大阪大学大学院の三浦麻子教授の調査です。

2015年に兵庫県の赤穂市長選挙で、1人の新人候補に密着をし、選挙期間中の1週間、候補者の選挙カーに同乗しながら、選挙カーの移動や街頭演説など、どこでどんな活動を行ったかをGPSも使って詳細に記録をしたそうです。

その上で、無作為に抽出した市内の有権者2000人にどの候補者に投票したのかや候補者の好感度などを尋ねるアンケート調査を行ったところ、908人から回答を得られたようです。

この2つを照らし合わせ、選挙カーなどの活動が投票行動にどう影響するのか分析をすると・・・。

自宅と選挙カーが通ったりした場所の距離が投票先に影響していることでした。

密着した候補者に投票した割合は、選挙カーが自宅の近くを通ったりした有権者の場合は、平均の2倍ほどになっていたのに対し、自宅から1キロ以上離れた場所しか通っていない有権者の場合は、平均のおよそ6分の1にとどまっていたというのです!

結果、選挙カーが自宅近くを通ったりした人ほど、この候補者に投票する人が多くなるということです。

なんだか意外な結果のようにも思いますが、この結果からみると選挙カーでの選挙活動は意味がある!ということになりますね?!

選挙カー活動時間


運動は投票日の前日までの毎日・土日なども午前8時から午後8時まで行うことができるようです。

選挙カー活動期間


地方選挙の告示日や国政選挙の公示日に、候補者が立候補の届け出を終えたあとから活動が可能となり、期間は投票日の前日までの毎日ということです。

選挙カーのルール


その他、選挙カーについては様々なルールが定められているようです。
選挙カーの走行中は「連呼行為」=同じ事を繰り返し言うことだけが認められている。
ということで、走行中はは候補者の名前の連呼が通例になるようです。
車が止まっていれば演説をすることが可能
ですが「学校や病院などの周辺では静穏を保持するよう努めなければならない」と公職選挙法で定められているようですが、具体的な音量の規制や罰則はないようです。

選挙カーにSNSの声

「私の住んでる地域は市長選挙&市議会選挙&県議会選挙が4月9日にあるので朝から20時までずーっと選挙カーあちこち回ってます😂 せめて18時までに終わってほしいんですけどね🤥」

「🐱😊お疲れ様です❣️。選挙カー🚛、本当にギリギリの時間まで周っていた😅。場所や時間は考えて貰いたいよね。昔ならともかく、今の時代に合わない様な?。 🐱😊貴重な意思を示せる権利だから、投票して欲しいよね。」

「 この街頭演説ってどれくらいの効果があるのかなと思う。あと選挙カーも。場所にもよるかも知れないけどじっくり聞く気にならない。立候補者の自己満足、やってますアピールな気がしてならないんだけど。」

「産後子育て中に、寝かせてちょっと休めるいい感じの時間帯に選挙カー住宅地巡回ってずっと変わらないのですね。もう少し音量下げても聞こえてるよってくらいの爆音なので本当にやめて欲しいです。」

「選挙カーから 「お母さん/お父さん、 ご声援ありがとうございます!」 みたいに言ってるのを聞いて、いやな気持ちになった。 この「高齢なら子どもがいるはず」という「前提」が差別を呼ぶんですよ。日本の「キャラ文化」というのでしょうか? 外見でライフスタイルを決めつける文化。」

「私は選挙カーに乗ったことがりますが、選挙スタッフはボランティアの方が無給で必死に活動しています。許してやって下さい。 政治には悪い印象があるかもしれませんが」

「選挙カーうるさい問題。たまにあることだし、そのときはムッとすることもあるんだけど、「ウチの前に来た選挙カーのヤツには投票しない!」とか堂々広言するような人には、お前いくつや?(大人だろ?)と言ってやりたい。」

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