前作『フォースの覚醒』で、スター・キラー基地を破壊し、レジスタンスが勝利を手にした直後の物語です。
ルークの居場所もわかり、レイア将軍から任務を受けたレイがその地へ向かいます。見ず知らずのレイから自身のライトセーバーを手渡されたルークはどうするのでしょうか。
レイは何者なのでしょうか。その最大の謎は今作で明らかにされるのでしょうか。
キュートなBB-8は今作でも大活躍します。
最後のジェダイのネタバレあらすじ
遠い昔 はるかかなたの銀河系で・・・
勝利を手にしたとレジスタンスが喜べたのは束の間のことでした。惑星ディカーの秘密拠点がばれてしまい、急いで脱出しなければならなくなりました。
ポー・ダメロン(オスカー・アイザック)率いる部隊が時間をかせぎ、レイア将軍(キャリー・フィッシャー)から戻るようにと指示が出ても、「今がチャンス」とポーは独断でドレッドノートを撃墜しました(ペイジ・ティコという勇敢な女性がいました)。
このとき多くの仲間を失い、レイアはポーのやり方に激怒しました。
ファースト・オーダーの最高指導者スノークは、ハックス将軍(ドーナル・グリーソン)を叱責し、カイロ・レン(アダム・ドライバー)にも、父であるハン・ソロを手にかけたことで心が乱れたと忠告します。
そのころレイ(デイジー・リドリー)は惑星オクトーでルーク(マーク・ハミル)を見つけ、ライトセーバーを手渡しますが、ルークはそれを投げ捨て、一切話を聞いてくれません。
捨てられたライトセーバーを拾いにいき、海に沈んだルークのX-ウィングを見つけます。
旧友のチューバッカが再度ドアをたたき(壊し)、ハン・ソロがカイロ・レンに殺されたこと、レイアがルークを必要としていることを話しますが、ルークは興味がないようです。
レイは諦めず毎日ルークを追いかけます。ある日、暗い洞窟の中からレイを呼ぶ声が聞こえました。中に入っていくレイを、好奇心からルークも追いかけます。レイは埃の積もった”ジェダイ最古の書”に導かれていました。
「君は誰なんだ?」
ようやくルークからレイに声をかけます。
「私の中で何かが目覚めて、とても怖い。助けてほしい」と言いました。
ルークはかつて、ベン・ソロ(カイロ・レン)をジェダイに育て上げようとしていました。しかしいつしかスノークに心を変えられ、ダークサイドに堕ちてファースト・オーダーに加わった彼を止めることができなかったのです。
もう誰かを教えるつもりはないし、自らのフォースも閉じ込めていたのでした。
その夜ルークはこっそりとファルコンに忍び込み、R2-D2と再会しました。R2は30年以上前の、ルークの冒険が始まるきっかけになった懐かしいホログラムを見せました(エピソード4 オビ・ワンにあてたもの)。
「ずるいよ。」
ルークは、レイにジェダイの道を教えることを決めました。
レジスタンスは新たな基地を探すため、光速にジャンプしました。しかしすぐにファースト・オーダーに追いつかれます。敵はハイパースペースを抜けて追跡することが可能になったようです。
カイロ・レンの攻撃で、ポーのX-ウィング(ブラック・ワン)も破壊されてしまいました。レイアも宇宙空間に投げ出されてしまいました(母を攻撃することには躊躇しました)。フォースの力で艦に戻るも意識不明の重体です。
代わりにホルド提督(ローラ・ダーン)が指揮を執ることになり、ポーは不満そうです。
「レジスタンスは希望。生き残ることが大事。」と彼女は言います。
スター・キラーの戦いで重傷を負っていたフィン(ジョン・ボイエガ)が目覚め、ここから脱出してレイを助けにいこうとしていました。脱出ポッドに乗り込もうとしたところで、ローズ(ケリー・マリー・トラン)に見つかり、「逃げるのか」ととがめられます。(ローズはドレッドノートと共に炎に包まれたペイジ・ティコの妹です。)
整備士のローズと話して、ファースト・オーダーの追跡をかわすには、追跡を担う先頭の一隻に潜入しトラッカーを切ることができれば、逃げる時間を稼げることがわかりました。ポーに相談します。
潜入のためのコード解除ができる人物をマズ・カナタ(ルピタ・ニョンゴ)に尋ねると、惑星カントニカのカジノにいるであろう達人を教えてくれました。
フィンとローズ、BBで、銀河の富と贅沢さの象徴都市カント・バイトに向かいます。
ここにはファースト・オーダーに武器を売る、戦争で儲ける武器商人たちがたくさんいました。その華やかさの裏で、奴隷のように働かされる幼い子どもたちや貧しい者もたくさんいました。
達人を見つけるも、突然逮捕される二人。
牢の中で謎めいた男DJ(ベニチオ・デル・トロ)と出会い、報酬次第ではここから出してあげられるし、コードの解除もできると言われます。不審に思いつつも、他に選択肢はありませんでした。(脱出の際ローズは、手伝ってくれた捕らわれの男の子に反乱軍のリングをあげました。)
ルークにレッスンを受けていたレイは、フォースを通じてたびたびカイロ・レンと繋がります。
そのとき、ルークは弟子(ベン)の力を恐れて殺そうとしたと聞かされますが、ルークの説明とは少し違います。それでもレイは、カイロ・レンは最後の希望だと、彼はまだ迷っているとルークに訴えますが、ルークは全く聞き入れてくれません。
レイはひとりカイロ・レンのいるファースト・オーダーの艦へ向かいます。
メガ・デストロイヤーに潜り込んだレイは、カイロ・レンとともにスノークの元へ。逆らうレイはスノークから拷問を受けますが、光と闇でいまだに揺れ動いているカイロ・レンが、スノークを殺します(驚くほどあっさりと)。
二人で共闘し、プレトリアン・ガードを倒します。
カイロ・レンは「古いものはみな滅びる。俺と組もう。」とレイに言いますが、レイは拒絶し、真っ向勝負の二人の奪い合うライトセーバーは真っ二つになりました。
カイロ・レンが気絶している間にレイは姿を消しています。
そしてカイロ・レンは、自らが最高指導者であると宣言しました。
レイが去ったあと、ルークはジェダイ聖堂に火を放ち、すべてを焼き尽くそうとします。迷いの心が生まれたときヨーダが現れ、「レイが持っているものを超えられるものはない」と後押しします。
それぞれが自身の進むべき道やすべきことが見えてきました。完遂することはできるのでしょうか。
最後のジェダイのラスト結末
フィンたちが極秘に作戦を進めているときに、ホルドは母船を捨てて輸送船で逃げようと企てていました。ポーの不満が爆発し、強引に指揮権を奪います。
しかし、意識を取り戻したレイアはホルドを支持。ポーにブラスターを向けました。
ポーが気絶している間に、レジスタンスは輸送船に分乗し、石の惑星クレイト(その昔、反乱軍の基地がありました)に向かいます。
囮としてホルドは母船に残りました。
メガ・デストロイヤー内に潜入できたフィン達ですが(簡単すぎました)、DJの裏切りにあい敵に囲まれてしまいました。
レジスタンスが輸送船で逃げようとしていることも知られてしまい、次々と撃ち落とされています。
ホルドが。
ハイパードライブで、メガ・デストロイヤーにジャンプしました。
ホルドの犠牲によって、真っ二つに破壊され炎が燃えさかるメガ・デストロイヤー艦内で、フィンは宿敵ファズマをついに倒し、シャトルで逃げ出しクレイトに向かいます。
ファースト・オーダーもクレイトを目指します。
かつての基地にはおんぼろのスピーダーしかありませんでしたが、勇敢な数名が立ち向かいます。レイの乗ったファルコンも加勢します。
フィンは自爆を覚悟して直進を続けますが(このときポーは撤退を指示しています)、あと少しのところでローズが横から突っ込んで阻止しました。
「なぜ邪魔をした?」と問うフィンに、「助けたのよ」と弱々しく微笑むローズ。
「敵を憎むより、愛する人を救う。それが勝つこと」と言い残し力尽きるローズ。
基地の扉は壊され、もはやここまでかというときに、ルークが現れました。兄妹の再会です。
そしてルークはたった一人でカイロ・レンの元へ歩いていきます。正気を失ったように、ルークを撃つように命令する最高指導者。しかし、ルークは無傷です。
ライトセーバーを交える直接対決です。
ここでポーが、ルークはレジスタンスのために時間稼ぎをしていると気づき、みんなを逃がします。駆けつけたレイのファルコンに全員乗り込みました。
カイロ・レンはルークを切り裂きますが、ルークの身体はフォースの作りだした幻影でした。役目を終えたルークは静かにひとり逝きました。
ラストは惑星カントニカの少年が、ローズにもらった反乱軍のリングをはめ、夜空の彼方を見つめ、想いをはせています。(この少年にもフォースが?)
最後のジェダイの感想
ルークは「私は最後のジェダイではない」と言いました。では、誰なのか。レイなのか。レイの出自は明かされましたが、本当なのか。あぁまだ眠れません。
遺伝的なものではなく、ごくごく普通の人もフォースを持つということなのでしょうか。
レジスタンスはファルコンに乗り切るほど少数になってしまいましたが、それでもポーという新たな指揮官がいるし、希望を繋いでいます。
女性の活躍が目立ちました。レイはもちろん、ローズ、なんといってもホルド。勇気と潔い決断力を尊敬します。BBも大活躍でした。キュートですが、この子は男の子ですかね。
不思議な惑星が多数登場しますが、クレイトは特に印象に残ります。赤い鉱物が塩の地表に覆われているため、動くと赤い煙が立ち上ります。なんとも美しく、同時に恐ろしさも感じます。
いよいよ次作でこの三部作が完結します。どんなラストを迎えたら、皆さんはぐっすり眠れますか。