2023年3月21日よる9時から日本テレビ系列で放送される『ザ!世界仰天ニュース』で、1987年に起きた「大韓航空機爆破事件」を取り上げられます。
1987年11月に起きた航空機爆破事件であるこの「大韓航空機爆破事件」は、逮捕された犯人が日本人ということで大きな話題となりました。
乗客乗員あわせて115名が命を落とした事件であり、なぜこのような事件が起きたのか、さらには犯人が誰なのか気になりますよね。
今回は、大韓航空機爆破事件を分かりやすく|犯人と真相もについて解説します。
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大韓航空機爆破事件を分かりやすく
本日は11月29日。
【大韓航空機爆破事件】
1987年11月29日、大韓航空858便はUAEアブダビを離陸し、インド洋アンダマン海上空を航行中の際、旅客機内で爆弾が炸裂し、機体は空中分解した結果、乗客・乗員115人全員が死亡した。このテロ事件の容疑者として、バーレーンの空港で「蜂谷 真由美」と pic.twitter.com/MbQXBmIa5f— あんかけナポリ (@napori_ankake) November 28, 2021
1987年11月29日、バグダッド発ソウル行きの大韓航空機858便が、ビルマ沖で爆発し、乗客乗員115名が命を落とした事件です。
現地時間午後11時30分にイラク共和国・バグダッドにあるサダム国際空港を出発し、アラブ首長国連邦・アブダビのアブダビ国際空港、タイ王国・バンコクのバンコク国際空港を経由し、大韓民国・ソウルの金浦国際空港に向かう予定でした。
この大韓航空機には、乗員11名そして乗客は104名が乗っており、乗客のほとんどが中近東への出稼ぎから帰国する韓国人労働者であったといいます。
大韓航空858便は、離陸から4時間半後の現地時間午前10時31分にビルマ連邦社会主義共和国(当時)の航空管制空域に差し掛かかりました。
インドとビルマの国境に差し掛かった858便は、ラングーンの管制官にフライトが順調であることを告げていますが、それが最後の通信となりました。
定刻通りのフライトをしてきた858便でしたが、ラングーンから南約220km海上上空の地点で、午前11時22分に旅客機内で爆弾が炸裂し、機体は空中分解し墜落することになりました。
機長は遭難信号や地上の管制機関に緊急事態を宣言する間もなく、爆発の衝撃で即死したと見られており、乗客乗員115人全員が亡くなっています。
大韓航空機爆破事件の犯人
今日のソウル明洞、平日にも関わらずすごい人出でした。
ちなみに明洞は大韓航空機爆破事件を起こし韓国で取り調べを受けていた金賢姫氏が「民主主義社会」を認識した場所。 pic.twitter.com/ZLEiEtPjOS
— 즈쯔미유스께🇰🇵朝鮮観光ファンミーティング (@chosunkankou) November 29, 2022
大韓航空機が何者かにより爆破されたことが判明すると、1987年12月1日に捜査に当たっていたバーレーン警察は、事件直前に飛行機を降りた2人の存在に気が付きました。
さらにバーレーン警察は国内にいた日本のパスポートを持った蜂谷真由美(当時25歳)と蜂谷真一(当時59歳)の身柄を、大韓航空機爆破事件の実行犯として確保します。
バーレーン警察に捕まる直前、2人は服毒自殺を図っており、そのうち蜂谷真一がその毒により命を落としました。
しかし蜂谷真由美は自殺に失敗し、その後体力回復を待ってバーレーン警察に逮捕されることとなりました。
とても大きな事件として日本国内でも取り上げられていた事件だったため、犯人が日本人という情報はさらに大きなショックを日本国民に与えることとなりました。
大韓航空機爆破事件の真相
大韓航空機爆破事件#日本人拉致#奪還
生まれる国が違うだけで
その国の謀略に利用され
日本人も拉致され
日本人化教育に利用される pic.twitter.com/JjpivpBbUG— カイン ☦️ (@Scoabbaocs) July 24, 2021
日本だけだなく、韓国、さらにはバーレーンなども巻き込んだ大きな事件として連日報道されていましたが、この実行犯の蜂谷真由美と蜂谷真一にはある秘密が隠されていました。
この蜂谷真由美と蜂谷真一という名前は偽名であり、さらに持っていた日本パスポートも偽造されたものだということが判明しました。
正体不明の2人でしたが、その後の捜査で北朝鮮工作員の金賢姫(キム・ヒョンヒ)と金勝一であることが割り出されました。
金勝一は服毒自殺により命を落としていますが、キム・ヒョンヒは一命をとりとめたおかげで、事件の真相が明らかになっています。
キム・ヒョンヒと金勝一は、10月7日に金正日の「ソウルオリンピックの韓国単独開催と参加申請妨害のため大韓航空機を爆破せよ」との親筆指令に従いテロ行為におよんだものでした。
金勝一とキム・ヒョンヒは父娘であると偽り、テロ実行のために旅行していました。
そしてベオグラードからバグダードへ移動し、その日のうちにバグダードで大韓航空858便に搭乗しています。
2人が機内に持ち込んだのは酒瓶に入った液体爆弾と、豆腐大の「コンポジション4」というプラスチック爆弾と時限爆破装置を仕込んだ日本製トランジスターラジオでした。
爆弾を機内に残して去っていったことで、忘れ物管理が不十分だったのでは?という声もありますが、単なるヒューマンエラーであるとして報告されています。
さらにこのキム・ヒョンヒですが、とても日本語が堪能だったということで、北朝鮮に拉致された被害者の一人である田口八重子さんが日本語講師をしていたということでも注目されました。
大韓航空機爆破事件のまとめ
バスはさらに北へ走り、ついに宗谷岬に到着。灯台や海軍の見張り場、大韓航空機爆破事件の慰霊碑もあった。 pic.twitter.com/wKKGgBoi3A
— スティレットの人 (@stylet2100) May 9, 2018
今回は、大韓航空機爆破事件を分かりやすく|犯人と真相もについて解説しました。
爆弾の入った鞄を置き去りにしたことが発見されなかったこと、さらに時限式の爆弾がどのように作動したのかなど、今なお多くの謎が残る事件です。
さらにこの事件が北朝鮮により10年ほどの長い間計画されていたようで、ソウルオリンピックだけでなく、日本を陥れようとした可能性が考えられています。
とてと凄惨な事件として有名となった大韓航空機爆破事件、今後も同じような事件が起こらないことを祈るばかりですね。