”レイ・パルパティーン” まさか、そんな。それでも、レイはジェダイ。強い意志をもった、ライトサイドの、真のジェダイです。
いよいよ今作が最終章です。新三部作の世界を広げたJ.J自らが収束していきます。それは見事に結ばれていきます。
賛否両論あるようですが、それはスターウォーズを愛しているからこそ。
このエンディングをどう感じましたか?
スターウォーズ9(スカイウォーカーの夜明け)のネタバレあらすじ
前作のラスト”クレイトの戦い”を生き延びたレジスタンスはほんの10数名でした。再建すべく仲間を募り、惑星エイジャン・クロスに秘密基地を置きました。
この星はかつてルーク(マーク・ハミル)が弟子たちにジェダイの道を教えるための訓練場でした(レイア(キャリー・フィッシャー)も訓練生でしたが、ベンを身ごもり中断しました)。そして今はレイア将軍が見守る中、レイ(デイジー・リドリー)が道を究めるための特訓に励んでいます(be with me)。
マスターのいないレイにとって、ルークの残した8冊の”ジェダイ聖典”が大切なバイブルです。
一方、カイロ・レン(アダム・ドライバー)が最高指導者の地位に就いたファースト・オーダーの中に、レジスタンスに協力するスパイが現れました。ポー(オスカー・アイザック)とフィン(ジョン・ボイエガ)が、スパイが持ちだした情報を手に入れ基地に持ち帰りました。
カイロ・レンは容赦なく恐怖による統治を進めていて、銀河中に勢力を広げていました(精鋭たちによるレン騎士団も発足)。そのさなかに、皇帝パルパティーン(イアン・マクダーミド)が復活、謎の言い伝えの一部を発見し、スノークはファースト・オーダーの頂点ではなかった(パルパティーンの作りだしたクローン)だったことを知りました。
レンにとってパルパティーンの存在は邪魔ですが、一時的に手を組むことにしました。
古代シスの謎に迫るため行動するレンを苦々しく思っているのはハックス将軍(ドーナル・グリーソン)です。スノークの下では共に権力争いをしていたハックスは、今やレンに忠誠を尽くしているプライド将軍(リチャード・E・グラント)の下に置かれています。
レイ、ポー、フィンらは、惑星パサーナに向かいました。ここはシスの信奉者、オーチの宇宙船が最後に目撃されたと言われているほしです。きっとここにパルパティーンに繋がる手がかりがあると信じてやってきました。
パサーナではちょうど42年に一度のフェスティバルが開かれていて大変賑わっていました。アキ=アキという原住民族に名前を聞かれたレイは、ファミリーネームのない”just Rey”と答えています。この時ペンダントを首にかけてもらい、フォース・コンタクトしてきたレンに、そのペンダントから居場所を突き止められてしまいます。
このほしでは、さらに懐かしのランド・カルリジアン(ビリー・ディー・ウィリアムズ)が登場します。仲間を亡くすばかりのチューバッカは本当に嬉しそうです。ランドはその昔、ルークと共にやはり手がかりを追い、この地にたどり着いたのでした。
早速現れたファースト・オーダーの追手をかわし、一行は探していた宇宙船の残骸を発見します。シスの短剣も見つけました(新登場のD-Oという小型ドロイドも見つけました)。
この短剣に記された古代の文字をC3P-Oは解読できましたが、制限があり、第三者に伝えることは禁じられているようです。制限を解除できるハッカーを探すためこの地を出ます。
レイがレンを感じ、単独行動します。
レイのあとを追ったチューバッカがレン騎士団に捕らえられてしまい、その宇宙船をフォースの力を使って止めようとするレイ。
しかしレイの放つ稲妻のようなパワーは強大で、宇宙船ごと破壊してしまいました。チューバッカを殺してしまったと嘆くレイ。
一行の次の目的地は惑星キジミ。ここは密輸業者や無法者たちが姿を隠すほしです。そしてレジスタンスに加わる以前のポーが、スパイスの密輸に関わっていたころの仲間がいます(ポーと彼女は親密そうで、ポーが初めてセクシーです)。
彼女に紹介してもらった有能なハッカー、バブー・フリクはC3P-Oの改造は記憶メモリの初期化、つまりはここまでのC3P-Oの死を意味すると言います。記憶のすべてを無くしてしまうのです。
仲間たちの顔をもう一度目に焼き付けて、C3P-Oは試練を受け入れました。そして分かったことは、シスの惑星エクセゴルに行くためには、ウェイファインダーが必要で、その在りかは短剣が示すということでした。
レイは、チューバッカが生きていることを感じました。もちろん助け出すことが最優先事項になりました。レイはシスの短剣を、レイ以外はチューバッカを探します。
チューバッカを助け出した一行はファースト・オーダーに捕まりますが、ハックスに助けられます。例のスパイはハックスだったのです。「カイロ・レンが負けるのを見たい。」ハックスの望みはそれだけでした。
レイはまたレンにフォース・コンタクトされます(ここでパルパティーンの孫なんだと聞かされます)。受け入れられないまま、短剣とともに脱出します。
そしていよいよ海の月と呼ばれる惑星ケフ・バーへ。約30年前、反乱軍によって第2デス・スターが破壊されたとき、その残骸がこの地に雨のように降り注ぎました。知的生命体が存在しなかったために当時のままになっています。
しかし今は住んでいる人々がいました。彼らは幼いころに誘拐され、ファースト・オーダーにされ、自らの意志でそこから抜け出した人々でした。リーダーのジャナ(ナオミ・アッキー)は、バブー・フリクからレイたちのことを聞いており協力したいのですが、海が荒れているので明朝まで待つようにと言います。
レイはひと時も待つことができません。単独で、短剣の示した第2デス・スター内部に向かいます。
ここでレイはダークサイドに堕ちた自身の幻影を目にしました。シスの秘密を明らかにする手がかり、パルパティーンの遺品も見つけました。
レイを追ってきたレンと戦うことになります(ここまではフォース・コンタクトによって戦うシーンが多かった)。それは激しい戦いになりました。
スターウォーズ9(スカイウォーカーの夜明け)のラスト結末
レイアが、最後の力でフォースを使ってレンと繋がります。ふと手を止めたその時、レイのライトセーバーがレンを貫きました(そんな、やっと母の心が通じたのに)。
レイがフォースの癒しの力を使って、瀕死のレンを救いました。そして置き去り。レンの宇宙船で去っていきます。
レンはハン・ソロ(ハリソン・フォード)の幻影を見ます。父と対話し、迷いなく、ベン・ソロに戻りました。ライトセーバーを海に投げ捨てました。
レイはルークのいた惑星オク=トーにやってきました。現れたルークに、ダークサイドに堕ちた自分が見えたと恐れていることを告白しました。
すると、レイの出自は自分もレイアも知っていたと言います。知りながら、ジェダイの道に導いたと。そしてレイアのライトセーバーとルークのXウィング(海に沈んでいたあれです)を授けました。
レイはエクセゴルに向かいます。
レジスタンスの基地では、R2-D2がルークのXウィングの信号をキャッチし、レイが向かっているのだろうと軍を出します。今度こそは銀河に散らばっている仲間たちが応援に駆けつけてくれるだろうと信じて。
エクセゴルでレイはパルパティーンと対峙します。
パルパティーンはレイを挑発し、「怒りと憎しみで私を殺せ」と言います。そうすると、パルパティーンがレイの肉体に乗り移ることになります(思うつぼです)。
ベン・ソロも到着しました。二人で立ち向かいますが、パルパティーンは強い。力を奪われるだけです。ベンは奈落に突き落とされ、レイはレジスタンス軍が次々と撃ち落とされるさまをなす術なく見ていることしかできませんでした。
そのときレイの耳にジェダイ・マスターたちの声が聞こえ、レイに力を与えます。2本のライトセーバーを使い、パルパティーンの力をはね返しました。
パルパティーンを倒したレイは、すべての力を使い果たし尽きました。
そこへ再びベンが戻り、フォースでレイを甦らせます(ベンにもその力がありました)。レイはベンにキスをして、二人に笑顔が。
しかしベンはレイのかわりに力尽き、基地のレイアと同時に肉体が消え、フォースと一体化しました。
ようやく銀河に平和が訪れました。
レイは惑星タトゥーインのルークの育った家に、ルークとレイアのライトセーバーを埋めました。
そしてラストシーン、通りかかった人に名前を尋ねられ”レイ・スカイウォーカー”と名乗るのでした。
スターウォーズ9(スカイウォーカーの夜明け)の感想
本当に終わってしまったのでしょうか。
フィンがレイに伝えたかったことは何だったのでしょうか。
ダークサイドの力が満ちているエクセゴルのような惑星は他にもあるようです。まだまだ知らないことがたくさんあります。
フォースにあれほどの癒しの力があることも知りませんでした。ベンにもその力が備わっていたことがとてもうれしかったです。兄妹のようなふたりにキスシーンは要りませんでしたが、愛の力はどんな悪にも負けない。普遍的です。
何度でも観返して、スターウォーズ・マスターになりましょう!