WBCはなぜ球数制限があるのか?理由やルールを調査

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2023年3月8日からWORLD Baseball CLASSIC(WBC)が開幕し、侍ジャパンこと日本代表も3月9日から初戦の中国戦がスタートし、ますます注目を集めています。

3月9日に行われた中国戦では、8対1で見事侍ジャパンが勝利しています!

侍ジャパンといえば、ヌートバー選手やダルビッシュ有投手、さらに大谷翔平選手などメジャーリーガーの参戦も注目されています。

大谷翔平選手は初戦から二刀流での先発出場となり、投打ともに活躍が期待されていますが、WBCには投球制限があります。

メジャーリーグでは投球制限が設けられていることは有名ですが、なぜWBCでも投球制限があるのか、その理由が気になりますよね。

今回は、WBCはなぜ球数制限があるのか?理由やルールを調査について解説します。

WBCには球数制限がある


WORLD BASEBALL CLASSIC(WBC)は、メジャーリーグベースボール(MLB)機構とMLB選手会により立ち上げられたワールド・ベースボール・クラシック・インク(WBCI)が主催する、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)公認の野球の世界一決定戦です。

2006年3月にMLB機構が選抜した16か国・地域が参加する第1回大会が開催され、日本代表が初回大会の王者となりました。

さらに2009年に行われた第二回大会でも日本代表が優勝を果たし、2連覇を達成するとともに歴代最多優勝を誇っています。

そんなWBCですが、ゲームメーカーとして最も重要なポジションであるピッチャーには、投球制限が設けられています。

投球制限が設けられていることを知っている方も多いとは思いますが、その細かいルールなど少し複雑で分かりづらいですよね。

投球制限や登板間隔のルールも合わせて紹介します。

WBCの球数制限のルール|登板間隔のルールも


WBCには投球制限のみだけでなく、登板間隔のルールも存在し、そのルールが少し複雑になっています。

まず球数制限ですが、WBC公式ルールでは以下のようになっています。

・1試合につき1次ラウンドは65球、準々決勝は80球、準決勝以降は95球を超えて投げることはできない。
・打席中に投球制限に達した場合は、その打席完了まで投球できる。
・申告敬遠は投球数に含まない。

少しだけ難解なルールですが、3月8日から行われている1次ラウンドでは、65球が限度となっており、それ以上は投げることができません。

例えば、すべての打者を三球三振に抑えたとしても、7回と2球しか投げれないという計算になります。

準々決勝ではなんとか9回まで、準決勝以降はすべて三球三振だとすれば完投できるという計算になりますね。

そして登板間隔ですが、こちらもルールは以下のようになっています。

・3連投以上は禁止。
・50球以上投げた場合、中4日を空けなければならない。
・30球以上、または2試合連続で投げた場合は中1日を空けなければならない。

3連投以上を禁止しており、1次ラウンドから準々決勝、さらには準決勝以降の登板スケジュールを考えながら投手を選択しなければなりません。

50球以上投げた場合は中4日のローテーションを組まなければならないことから、1次ラウンドの初戦で50球以上投げてしまうと、1次ラウンドは登板機会をなくしてしまいうということになります。

さらに30球以上であり、2試合連投の場合は中1日とかなり規制が緩くなることから、抑えや中継ぎの役目として活躍することも可能です。

いずれのルールも投球数をしっかり把握しながら、選手を起用するという難しい采配を監督がしなければならず、かなり責任重大な仕事であることがわかります。

WBCはなぜ球数制限があるのか?理由も


とても細かいルールが設定されているWBCの投球制限や登板間隔のルールですが、なぜこのようなルールが設けられているのでしょうか。

それはWBCを開催しているMLBが決めた内容であり、あくまで投手の肩を守るための措置だとされています。

WBCは日本でもアメリカでもシーズンオフに開催されていることから、選手にもかなりの負担があるのだと考えられます。

4年に1度の開催となるため、シーズンオフからシーズン入りまでのルーティンが崩れることになってしまいます。

選手の体調や身体をしっかりと守るべく作られたルールのようで、シーズン中から投球制限を設けるメジャーリーグならではの発想ですね。

さらにアメリカではピッチャーの肩は“消耗品”というイメージが主流のようで、その消耗品をあまり消費させたくないという思いもあるようです。

WBCはなぜ球数制限あるのかのまとめ


今回は、WBCはなぜ球数制限があるのか?理由やルールを調査について解説しました。

投球制限や登板間隔というのは、メジャーリーグ機構が開催する大会ということもあり、選手の身体を第一に考えた結果のルールのようですね。

世界各国から実力者が集まる大会のため、完投勝利ということは考えにくいですが、ダルビッシュ有投手や大谷翔平選手の素晴らしいピッチングで、日本の優勝を期待したいですね!

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