共通テスト2023で定規が不正の理由はなぜ?違反者の場所は?

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2023年1月14日、15日の2日間で全国共通テストが行われました。毎年、全国共通テストでの不正行為が話題となり、ニュースとなっています。そんな中、2023年も不正行為者の発表があり、2023年の共通テストでは、2名の不正行為があり、受験全科目無効となるという処分が発表されました。
 
2名の不正行為の内容ですが、2日目の「数学〈1〉」の試験で、定規を使って線を引いていたということです。
 
それではこの話題についてみていきましょう

共通テストでスマホ持ち込みが禁止に


昨年の共通テストで問題になったのが、スマホやイヤホンを使っての不正でした。
 
大阪府の女子受験生が世界史Bの問題で、スマホを使い、インターネット電話「スカイプ」のチャット機能を通じて外部へ問題を流出させました。
 
女子受験生は、この件で、「大学入試センターの業務を妨害した」という理由で、偽計業務妨害の疑いで警視庁から書類送検されました。
 
大学入試センターは再発防止に向けて対応策を検討し、2023年の大学入学共通テストで不正防止策としてスマートフォンの使用禁止を厳格化するとともに、イヤホンの使用を禁止することとなりました。
 
2021年以前は、スマホなどの電子機器をカバンの中へしまうよう指示していましたが、タイミングは受験生の判断に委ねていたのですが、2023年のテスト開始前に試験監督者の指示で机の上にスマホ、携帯電話、音楽プレーヤーなどの電子機器を出させ、一斉に電源を切ったあとカバンに入れさせるようになりました。
 
また、受験案内に、イヤホンの使用禁止と不正行為があれば、警察に被害届を出す可能性があることが書かれておりました。
 
2023年の共通テストは、2022年以前よりも不正行為に対して、厳しく取り締まるようになったわけです。

共通テスト2023で定規が不正の理由はなぜ?


そんな中、共通テスト2023が終わり、不正行為があったことが話題となっております。
 
2人の受験生が2日目の「数学〈1〉」の試験で、定規を使って線を引いていたとニュースになっています。いずれも2日目の「数学〈1〉」の試験で、定規を使って線を引いていたといいます。この禁止行為によって2人の受験生の成績は全科目で無効となりました。
 
なぜ、共通テストで、なぜ、定規が使用禁止なのか、疑問に思うかもしれませんが、受験案内にスマホの持ち込みと同じように、定規の持ち込みは禁止と書かれています。 
ルールとして、定規の使用は禁止なのですが、どういった理由で禁止となっているか気になると思います。
 
共通テストで出てくる図などは、正確に描かれているため、定規を使うと、だいたいの答えは分かってしまいます。なので、定規の使用は、他のカンニング行為と同様に厳しく取り締まっており、定規を使用すれば、すべての科目の成績が無効となるというペナルティを受けてしまいます。
 
定規の使用だけでなく、机の上に置くことも禁止されています。
 
今回、「数学〈1〉」の試験で定規が使用されたということなので、知らなくて定規を使ったというよりかは、問題を解くために使用した可能性が高そうです。

共通テスト2023の2人の違反者の場所は?


今回、2023年の共通テストで違反者が出たのは、東京都と静岡県の2か所の試験場のようです。
 
違反者の特定などはされていませんが、これだけルールを周知していても、こういった違反者は出てしまうようです。
 
受験のルールを知っていて、定規を使ってしまったのか、もしくは、ルールを知らずに、定規を使ってしまったのか、どちらなんでしょうか?

まとめ


共通テスト2023で定規が不正の理由はなぜ?違反者の場所について、お伝えいたしました。
 
共通テスト2023では、2人の受験者が2日目の「数学〈1〉」の試験で、定規を使って線を引いて、不正行為と認定されました。
 
東京都と静岡県の試験会場で見つかっており、昨年まで問題となったスマホの使用はまだ、発見されていないようです。
 
スマホの不正防止策の効果があったのかもしれませんが、不正行為は許されるものではないので、受験者が平等に試験を受けられる環境であってほしいものです。

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